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ヒョウヒダニ 体長は0.3mm以下 |
ハウスダスト(家のゴミ)は、繊維のゴミ、食べ残し、カビ、人間やペットの毛やふけ、ダニなどの昆虫や、 |
そのフンなどすべてが含まれます。実は、このうちの大半がダニとそのフンです。 |
ハウスダストとダニは、ほとんどイコールといいっていいくらい圧倒的な量を占めます。 |
アレルギー疾患の共通するアレルゲンであり原因のトップを占めるダニの除去を中心に環境を整えること |
がとても大切です。 |
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ダニは、梅雨の時期から真夏にかけて大量に繁殖します。布団や枕などは、睡眠中にかいた汗による湿気、フケや垢などがダニの好物
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になるため、寝具の中にダニが繁殖しその死骸や糞がアトピーや喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルゲンになります。 |
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防ダニ寝具/アレルギー布団 |
お勧めは、こちら |
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最近では、丸洗いできる布団やシーツなど、アレルギー用の商品が市販されています。 |
その多くは有効性が認められますが、通気性、保温性、保湿などにばらつきも見られる |
ので、よく検討して使用しましょう。 |
薬剤を使用しているものについては安全への確認をして慎重に選択したほうがいいでしょう。 |
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敷布団1枚あたり約21万匹のダニが生息しています。 |
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ダニを閉じ込める超極細繊維 |
ミクロガード |
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通常の綿シーツ |
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ダニは出入りできない |
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ダニが自由に出入りできる |
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布団・枕
悪い状態 |
対処法 |
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湿気を含んでいる |
天日干しをしていない。 |
天日干し以外は何もしていない。 |
長期間洗っていない。 |
長期間押入れにしまったまま |
万年床になっている。 |
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定期的に丸洗いをする。 |
定期的に掃除機をかける。 |
常に清潔にする。 |
定期的に天日干しをする。 |
シーツやカバーを常に洗濯する。 |
適度に乾燥させる。 |
通気性のよいところにしまっておく。
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体温によって温まり、汗などの湿気を含んだ布団はダニの温床 |
になる。 |
天日干しをして湿気を取り除き、殺菌する必要があります。 |
ただ、ダニは日光だけでは死なず、死んでも死骸やフンが残る |
ので取り込んだら掃除機をていねいにかけるようにしましょう。 |
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枕
そば殻やパンヤ、羽毛などは避け、通気のよいパイプ枕やビーズ枕を使います。
乳児には、洗ったタオルなどを丸めて使うのはよいでしょう。
掃除機かけ
2週間に一回、1平方メートルあたり20秒の割合で布団の掃除機をかけると、1平方メートルあたりのダニが
100匹以下になったという研究報告があります。布団に掃除機をかけるのは、かなり有効と報告されています。
ひどくダニに汚染された布団は、いくら掃除機をかけても効果がない場合がありますので、新しいものに替える
か、丸洗いに出したほうがよいでしょう。
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掃除機用ふとんローラー1,470円〜 |
布団乾燥機
天日干しと同じように、布団を乾燥させてダニの繁殖を防ぐ効果があります。しかし、ダニを殺すには温度が
50度以上になるタイプのものでないと有効ではありません。また、機種によっては温度が一定にならず、完全
に除去できないこともあるようです。
乾燥後は、掃除機でダニの死骸やフンを吸い取ります。
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ふとん乾燥機 5,349円〜 |
丸洗い
有効です。ただし、一般家庭では丸洗いしにくく、業者に出すと経費がかさむのが欠点です。
また、業者のよっても効果にばらつきが見られます。具体的にはふとんをよくほぐして洗ってくれる業者がいいでしょう。
最近では、自宅で洗いやすい布団も市販されています。→
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洗える布団セット 7,800円〜 |
カバーとシーツ
目の細かいカバーやシーツはダニの出入りを妨げるので効果があります。
1週間に一回程度、洗濯してきれいにしておきましょう。
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防ダニふとんカバー |
テイジンミクロガード |
押入れ
湿気が大敵です。喚起に十分注意します。閉めっぱなしにしないように、また布団と押入れの壁とすきまを空ける
ようにしておきましょう。
季節の変わり目
長く押入れに入れておいた布団や毛布にはダニがたくさん付着しています。使う前に天日干し、掃除機をかけましょう。
毛布は、丸洗いしてから使います。敷き布団よりかけ布団、また、布団より毛布にダニが多く繁殖するといわれてます。
できれば毛布のかわりにタオルケットを使うほうがいいでしょう。
カーペット
悪い状態 |
対処法 |
ウールでできている
毛足が長い
古くなっている
食事のする場所に敷いてある
湿度の高い部屋に敷いてある
上に多くの家具が置いてある
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毛足が短いカーペットにする。
定期的に取り替える
はがしやすい場所に敷く
コルクやリノリウムの床の上に敷く
毎日掃除機をかける |
布団同様に不潔な状態ではダニの温床になる。
部屋の通気性をよくするなどして湿気をためないようにする。
畳の上に敷くと、ダニが大量に発生するので、できるだけ避けたい。
どうしても敷く場合は取り外して洗えるようにする。 |
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畳も湿気を吸いやすくダニの繁殖場所になります。とくに古い畳、半日以上閉め切った部屋の畳は、ダニが増殖します。 |
1畳に1分の割合でていねいに掃除機をかけ、時には天日に乾かしたり、畳をずらして通気をよくするようにしましょう。 |
悪い状態 |
対処法 |
布製のソファー
ソファーの下に物が置いてある
湿度の高い部屋に置いてある
カバーをかけていない
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合成皮革製のソファーにする。
掃除しやすいよう下には物を置かない。
風通しのよい部屋に置く。
洗濯しやすいカバーなどをかける。
定期的に掃除機をかける |
洗濯ができず、頻繁に動かすことも難しいソファーは、知らず知らず
のうちにダニが繁殖する場所になってしまいます。
取り外して洗えるカバーをつけたり、全体的に掃除機をかける
などして清潔にしておく。できれば、定期的に天日干しをすること
が望ましい。 |
部屋
悪い状態 |
対処法 |
ぬいぐるみなどがたくさん置いてある
雨戸、カーテンを閉め切ってある
床の上にたくさんの物が置いてある
カーテンやテーブルクロスの洗濯をしていない
空気の流れが悪い
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床にはできるだけ物を置かない
定期的に窓を開ける
定期的に掃除機をかける
カーテンなどは定期的に洗濯する
空気の流れをよくする
日中は雨戸、カーテンを開ける |
常に閉め切った部屋は湿気が溜まりやすく
日光の殺菌効果もいき渡らない。
ダニはもちろんカビも好む環境になってしまう。
目に見えないほこりも積もっていることもあるので
こまめに掃除機をかけて、雑巾がけも行う。 |
赤ちゃんの吸い込む空気まで、キレイにお掃除する掃除機 SANYO 空間清浄サイクロン 「airsis」
カビ

悪い状態 |
対処法 |
洗濯物を室内に干すことがある |
観葉食物を置いている |
壁や窓に結露ができる |
浴室や洗面所、台所に湿気が |
こもる |
空気の流れが悪い |
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床にはなるべく物を置かない |
窓を開けて定期的に換気する |
結露は見つけ次第ふき取る |
浴室や洗面所の水滴はこまめに |
ふき取る |
生ゴミはこまめに捨てる |
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カビはダニの栄養源になるので、絶対に寄せ付けないよう |
にしたい。 |
常に清潔を保ち、湿気の多いところは換気をする。 |
また、水滴やくもりはこまめにふき取ること。 |
エタノールなどでカビの生えやすいところを消毒するのも |
効果的だ。 |
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エタノール: 3〜4倍に薄めたエタノールを雑巾にひたし、よくしぼってカビの生えやすい場所をふきます。エタノールは、薬局に売っています。
カビ除去剤: 効果がありますが取り扱いには十分な注意が必要です。
ペット
悪い状態 |
対処法 |
室内で飼っている |
あまり洗ってあげない
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糞尿の始末を怠っている |
落ちた毛や唾液の始末を怠っている |
ペットの病気に気づかない |
長時間接触している |
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屋外で飼う |
室内では板張りの場所で飼う |
頻繁に洗ってあげる |
ペットの行動範囲は常に清潔に |
病気の予防、早期の治療を心
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がける |
毎日散歩に連れて行く |
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ペットそのものがアレルゲンとなるだけでなく、不潔にしていることで |
ダニやカビを呼び寄せる可能性も。 |
頻繁に洗い、清潔にしておきたい。 |
思わぬウイルスを持ってくることもあるので、食事、運動に気を使い、 |
健康を保つようにする。 |
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